外反母趾とは?
外反母趾とは、「足の親指が変形して小指の方へ反っている状態」をいい、ひどい場合は足を地面に接地できないほどの痛みを伴い、手術を必要とする場合もあります。身体の中心線から見て、親指が外側に曲がっているために「外反母趾」と呼ばれています。
外反母趾の原因
生活様式が欧米化したことや、土からアスファルトへの変化など、足を取り巻く環境が様変わりしてきたことによって、本来足が持っていた機能が徐々に衰え、変形などの異常をもたらしていることが原因です。外反母趾は女性の病気というイメージがあり、パンプスなど先の細い靴を好んで履くせいだと言われることが多いですが、これは誤解です。ハイヒールなど履いたことのない小中学生の男子にも外反母趾は多発しています。
外反母趾の治療法
負担のかからない靴を選ぶ
外反母趾を治すためには、靴選びが重要です。衝撃を吸収する素材を使ったもの、ひもやベルトで足の甲を押さえるもの、靴の側面にクッションが入っているものなどが足の負担を減らすのに適しています。
テーピング
曲がってしまった骨の形状を完全に治すことは無理ですが、痛みを軽減することはできます。テーピング方法は、専門医の指導を受けましょう。